毎年6月の東京ディズニーシーは、雨の多い梅雨の季節で、比較的空いている時期と考えられてきました。祝日がなく、暑すぎず寒すぎない気候のため、落ち着いてパークを楽しめると人気だったのです。しかし、2025年はその常識が変わる年になりそうです。
理由は、2024年にオープンした新エリア「ファンタジースプリングス」。このエリアが予想以上に大きな話題となり、今では東京ディズニーシーのメインの目的地になっています。2025年6月は、この新エリアの開業1周年という特別なタイミング。多くの人が「そろそろ行きたい!」と考えて来園するため、6月でも例年以上の混雑が予想されています。
この記事では、どんな日が混雑しやすいのか、混雑する理由は何か、どうやって回避できるかなどをていねいに解説していきます。
6月のディズニーシーは本当に空いていないの?
例年6月は、雨が多く祝日がないため、来園者が減りやすい時期です。平日は特に空いていると言われ、狙い目の月でした。しかし2025年の6月は事情が異なります。「ファンタジースプリングス」という新しいエリアがオープンして1年。オープン直後の混雑を避けた人たちが、「そろそろ行ってみよう」と考えて再び人が集中すると予想されます。
また、6月6日はその1周年にあたる記念日です。ディズニーファンにとって特別な日なので、この日に合わせて来園する人が増えると考えられます。たとえ平日でも、通常より混雑する可能性が高くなります。
イベントとキャラクター誕生日が混雑に影響
6月のディズニーシーでは、さまざまなイベントが予定されています。注目すべき混雑ポイントをまとめると以下の通りです:
- 6月6日(金):ファンタジースプリングス開業1周年で記念イベントの可能性あり。
- 6月9日(月):ドナルドダックの誕生日で、グッズやフォトスポットが混雑しそう。
- 6月17日(火):ダッフィー新グッズ発売日。特にダッフィーファンが多いので、この日は注意。
- 6月21日(土):スティッチの誕生日。週末と重なり、混雑がさらに増す可能性。
- 6月28日~30日(土~月):フード&ワイン・フェスティバルの最終日。駆け込み需要で混雑必至。
イベントが集中する日は、アトラクションやショップ、グリーティングが大変混雑します。特に新しいグッズや記念品が出る日は、朝から並ぶ人も少なくありません。目的がない場合は、イベント日を避けて訪れると、よりスムーズに楽しめるでしょう。
雨の日は狙い目?それとも要注意?
6月といえば梅雨の時期。天気が悪いと来園者が減ることが多いため、「雨の日は空いている」と考える人もいます。しかし、実際には少し異なります。
確かに、外のアトラクション(例:フライングフィッシュコースターやスカットルのスクーターなど)は待ち時間が短くなるかもしれません。しかし、その分みんなが屋内に集まるので、屋内型のアトラクションやレストランは逆に混雑します。
雨の日に来園する場合は、
- レインコートや長靴を用意しておく
- 折りたたみ傘より両手が空くレインウェアがおすすめ
- 屋内施設中心のルートを事前に考えておく
といった準備があると安心です。天候に左右されない計画を立てましょう。
チケット価格が教えてくれる混雑の目安
東京ディズニーリゾートでは、来園者数の予想に合わせてチケット価格が変わります。これを「価格変動制」と言います。2025年6月の価格帯は以下のとおりです:
- 土曜日:9,900円(混雑日)
- 日曜日:9,400円
- 月曜・金曜:8,900円
- 火曜~木曜:8,400円(狙い目)
つまり、チケットが高い日は「混みそう」、安い日は「空いているかも」と考えることができます。価格の変動は公式サイトで確認できるので、予定を立てる前にチェックしましょう。
混雑を避けるには?6つのポイント
1. 朝は早めに行こう!
開園の1時間以上前にはパークに到着しておくのが理想です。特に人気アトラクションは、朝の方が待ち時間が少ないので、朝イチで狙いましょう。
2. ハッピーエントリーを使えるホテルに泊まる
ディズニーホテルに泊まると、一般のゲストより15分早くパークに入ることができます。この15分はとても貴重です。
3. ディズニー・プレミアアクセス(DPA)をうまく使う
有料にはなりますが、人気アトラクションの待ち時間を短縮できるサービスです。ソアリンやファンタジースプリングス内のアトラクションに活用しましょう。
4. 公式アプリをフル活用!
アトラクションの待ち時間、スタンバイパスの取得、グリーティングの受付など、すべてアプリで管理できます。バッテリー切れ対策にモバイルバッテリーもあると安心です。
5. 食事の時間をずらす
ランチタイム(12時〜13時)は特に混むので、11時頃に早めに食べるか、14時以降の遅めのランチがおすすめです。
6. 雨の日は屋内アトラクションを優先
予報で雨なら、屋内施設を回るルートを考えておくと快適です。
アトラクションの休止にも注意!
来園前に「休止情報」を確認するのも大切です。例えば、2025年6月は「海底2万マイル」がメンテナンスで休止中の予定です。その分、他の近いジャンルのアトラクション(スリル系や暗い系)に人が集中してしまうことがあります。
事前に何が動いていて、何が休止中かをチェックしておくと、スケジュールも立てやすくなります。
空いているとされる日は?
比較的空いているとされるのは以下の平日です:
- 6月10日(火)〜12日(木)
- 6月17日(火)〜19日(木)
- 6月24日(火)〜26日(木)
これらの日は、イベントが少なく、チケットも最安値に設定されているのでおすすめです。ただし、ファンタジースプリングス目当ての人は常にいるので、完全に空いているわけではない点には注意しましょう。
まとめ:しっかり準備して、6月のディズニーシーを楽しもう!
2025年の6月は、ディズニーシーにとって特別な月です。新エリアの開業1周年、イベントの集中、人気キャラクターの誕生日など、混雑の要因がたくさんあります。
しかし、事前にどの日が混みやすいかを知っておけば、自分の行きたい目的に合わせてベストな日を選べます。また、アプリやハッピーエントリー、DPAなどの便利な機能をうまく使うことで、混雑を避けて楽しむこともできます。
天気やチケット価格、休止情報も合わせてチェックしながら、最高の1日を過ごせるようにしっかり準備しましょう。
チェックリスト:出発前の確認ポイント
- 公式アプリのダウンロードとログイン確認
- チケット購入と日付の確認
- 雨具の準備(レインコート・長靴など)
- アトラクションの休止情報を確認
- モバイルバッテリーの準備
友だちや家族と一緒に、忘れられない思い出を作ってくださいね。
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